カリフォルニアで引っ越し先を探した
8/7/2022, 2:34:11 PM
前回からの続き。
ニューアーク空港からロスアンゼルス空港へ
木曜日、昼過ぎまで仕事をしてからニューアーク空港へ向かう。家からだと川を2つ渡ることになってUberだと辛そうなので、マンハッタンのハドソン川近くまで地下鉄で行ってからUberに乗ったんだが、結局ハドソン川渡るのに40分くらいかかった。ようやくトンネルを抜けたところで急にガソリンスタンドに入られて、「ちょっと待ってて」。15分くらい車内で待たされた。トイレを我慢できなかったらしい。「この街じゃトイレを探すのは大変なのわかるだろ?」いやわかるけど、出発時刻まで60分くらいに迫っていたので焦った。
ニューアーク空港から乗るのは初めてなので、セキュリティとかどれくらい時間がかかるのかビクビクしていたんだが、まあまあそこそこの時間で通過...と思ったらカバンがスクリーニングに引っかかる。引っかかっている人が何人もいて待たされる。待たされたあげく、カバンに入っていた文庫本を取り出して中身をぱらぱらして終わり。はあああああああああ????!!!
JetBlueのEWR - LAX便は結局1時間以上遅れて搭乗になった。しかし到着は予定通り。機長曰くこの時期は風がいいらしい。JetBlueは座席が狭すぎなくてよい。トレジョのチョコチップパンとかポテチとか持っていったんだが、そこまで食べなかった。
LAXについてバスでHertzへ。無料登録しただけだがGoldメンバーなので、列に並んで手続きをすることなく、Goldメンバー用のスポットに停まっている車に勝手に乗り込んで出発できる。出口で免許とクレジットカードを見せて出発。LAXからハモサビーチのホテルへ夜の運転である。Google Mapsのナビでなんとかついたけどフリーウェイ怖い。Hopperで予約していたホテルにチェックイン。疲れたのでシャワーしてすぐ寝た。
Hermosa Beach で内見
朝、時差が3時間あるので早めに目が覚めてしまう。チェックアウトしてハモサビーチ周辺をうろうろして、時間になったので最初のアパートへ。2人ともメールや電話を登録して、アメニティや空いてる部屋などを見せてもらい、今は空いてないけど8月に開くのはあそこだよーなどと教えてもらう。周囲は静かな住宅街っぽい。住んでいるのは若めの人が多そうだったので、案内してくれている人に「パリピが深夜にプールサイドでウェイウェイしない?」と聞いて見たところ、11pm curfew のルールがあるのでそれはないよ、とのこと。Curfewっていうか11時すぎたらQuiet hour的なことなんだろう。
部屋の中では、壁に耳をつけて隣の音がどれくらいするのかチェックしてみる。無音。結構びっくりした。これまでに住んだニューヨーク市の2軒は両方とも壁からボァンボァンと音が響くし、隣に人がいなくても耳をくっつけると下の階なのか上の階なのかの音がするんだが、ここは無音だった。こりゃあいいぞ。
それともう1つ知ってよかったのが、Webサイトに「Hardwood floor」って書いてあってもベッドルームはカーペット敷きであることが一般的だということ。本当に全部フローリングなのは1階の部屋だけで2階以上の部屋のベッドルームはカーペットが普通らしい。この後行った他のアパートでもほとんどそうだった。2階以上の部屋で全部フローリングの部屋があったのは1軒だけだったと思う。
Applicationに関する説明や今なら諸費用50%オフなどの話を聞いて失礼する。街もこじんまりしてていい感じだし、内容もまあまあ気に入った。
さて内見できる物件はこれだけなので、トーランスのミツワに偵察に行きがてらランチをした。韓国ホットドッグの店が入っていて、そこが「賢い医師生活」でお馴染みのあのサンドイッチを出していたのでそれを食べる。まあまあ。ミツワの物価調査もしたが、まあ、そんなに変わらないのかな。本当はパロスベルデスあたりのアパートも見たかったのだがSMSにも電話にも返事がないので、仕方なく外見だけを見に行ってみる。が、山の上で結構遠くて運転に疲れただけだった。
これ以上やることもないので、少し早いがアーバインへ出発することに。しかしフリーウェイに乗る場所を何度もミスしてUターンしまくる。疲れる。遠い。疲れる。あーあー疲れたなーと思っていたころにOracleのビルが見えてアーバインに着いた。
Irvine で内見その1
まずはAvalon Irvine。予定時刻近くに現地へ行き、インターホンで予約ずみで内見しにきたと行って中に入れてもらい、「Future Residents」の駐車場へ停める。Leasing Officeへ入って、改めて間取りや予算感を伝えて説明を聞くと、まずはLatchというアプリを落とせという。このアプリでゲートや部屋の鍵を解錠できるらしい。登録すると部屋を2つ指定されるので、自分でその部屋へ向かう。COVID-19以降、こういうセルフツアーが主流らしい。
このLatchってアプリなんだが、Bluetoothで鍵の近くにいるかどうかが判断され、その上でネットで解錠許可をもらっているらしく、アパート内の電波がよくないところでは鍵を開けない。そういう仕組みだろうと分かったので、まずは電話を近づけてBluetoothでの「ハンドシェイク」をさせて「解錠中...」ってなったら通路の奥へ行って電波を拾って、ってやったら開いた。なんじゃこりゃって話なんだけど、自分の部屋なら自分の部屋のWifiが届くだろうから問題ないんだろう。
部屋は3階なのに全部フローリングだし、家電がSamsungの新しいやつだし、よい。壁に耳をつけてもやはり無音。ベランダへ出てみてもやたら静かで鳥の声しか聞こえない。よい。Avalonは規模がでかいのでプールも2つあるしBBQエリアもたくさんあるしとにかく人が多い感じがするけども、まあまあよいのでは?道を渡ったすぐ先にH-martがあって普段の買い物は歩いていけるし。
セルフツアーなのでそのまま出て次のアパートへ。次のアパートはほぼ隣みたいな場所で、立地はよい。部屋は。。。あまり記憶がないな。もう疲れていたのでどうでもよくなりつつあった。前に見たAvalonを超えてくる何かがないとねえ。
この日ラストの物件は少し離れた場所にあった。行ってみると、道を渡った反対側はオフィス。といっても高層ビルではなくありがちな平屋のオフィスビルである。ということは夜は人がいないのかも。ここは敷地はそこまで広くないんだが、プールが屋上にあってちょうど日が沈むくらいの時間に行ったので、景色がすごかった。いやこれリゾートホテルでしょ、って感じ。部屋もまあまあ、ただ8月ごろに空く予定の部屋は西向きの4階角部屋で、道路のうるささ次第ではどうかな?という感じだった。一応その部屋の写真を外から撮っておいて内見終了。
疲れ切ってアーバインのホテルにチェックイン。当たり前の話なんだが、今日あったLeasing Officeの人々はやたら人当たりがよかったんだけど、このホテルのチェックインをしてくれたスタッフがクソでめちゃ萎える。912とか書いてある鍵を渡されて「ウニャウニャウニャウニャ third floor」って言うから「huh? 9th floor right?」とか聞き返したら「ウニャウニャウニャウニャ third floor」「It's 912 but it's on the third floor?」「yes」仕方なく3階に行ってみたけど当然3階には3で始まる部屋しかない。9階に行ったら部屋があった。なんなんだアイツ、気分悪いな。3階に何があったんだろうか。
夕飯を食べに出かける気にもならなかったので、Uber eatsをホテルへ配達してもらう。韓国風ジャージャー麺と餃子。ホテルの売店でビールを買ったが栓抜きがなくて、カッコつけて鍵で開けようとして指が血だらけになったので仕方なくフロントへ行って開けてもらう。このときフロントにはさっきの人はもういなくて、対応してくれた2人ともとてもよい感じだった。なんだったんだアイツは。
Irvine で内見2日目
朝、水がなくて喉がカラカラ。このせいだったのかわからないけどあとでやばいことになった。
朝イチでホテル近くの物件へ。やはり免許証を渡して鍵を貸してもらい、自分で見てくるスタイル。うーん、悪くないけどやっぱりAvalon以上のものはない。
ここから先は、Irvineを牛耳っているIrvine Companyの物件5連発。Irvine Companyの内見ツアーは、アプリで完結することになっている。あらかじめ希望を伝えて申し込んでおくと、当日にアプリで内見ツアーがUnlockされて、いくつか物件を見られるようになる、という仕組み...のはずだった。
まずはTurtle Rockという場所のアパート。行く途中の道路沿いにやたら素敵な一軒家が並んでいておハイソな雰囲気がする。いやここは田舎のベッドタウンなんでハイソではないだろうけども。しかしTurtle Rockに着いてもLeasing Officeに誰もいない。アプリはUnlockされているっぽいが、Leasing OfficeがStartになっているのにそこに入れない。Gated Communityではないので、脇の道から入って「Start」はスキップしてアパート1へ向かう。
アパート1は2ベッドの部屋で今まさにDeep Cleaning中という感じだった。全部カーペットなのでちょっとパス、って感じ。外に出ると内装工事の人が来て怪訝そうに見てくるので、「内見しただけなので気にせずどうぞ」と言ったんだが、やはり怪訝そうだった。しかしそれよりも問題なのは、2件見られるはずだったのに1件しか登録されていないこと。なのでこれで終了である。なんだこれ。Leasing Officeへ戻ったがやはり誰もいないので、部屋もよくないしいいや、ってことで次へ向かう。
次の物件はIrvine Spectrum Centerっていうでかいモールのそばにある。ここはTurtle Rockよりも遥かに敷地が広くて人が多かった。Leasing Officeに人はいたが、アプリでStartすると勝手に行けとばかりにアパート1への案内が始まったのでそれに沿ってアパート1へ向かう...。アパート1へ行くにはまずホニャララという名前のゲートに行き、そこでアプリに書いてあるコードを入力して鍵を開けて中に入る、と書いてあるのだがそのゲートを開けてくれた人がいたのでそのままスルッと入ってしまう。そこからアプリの地図に沿って進んでいるつもりなんだが、どうにもわかりづらい。結局出てはいけないドアを出てしまい、そのドアは外からは開かないので詰み。
このドアが開かないと外に出られないじゃん!とパニックになり、アプリからヘルプセンターへ電話して事情を説明する。「閉じ込められましたぁ!出してくださぁい」「いや、そんなはずない、閉じ込めるなんて不可能だ。噴水のある場所?んーその噴水の場所から東へ行けばスタバがあるでしょ?」東?。。。あ。普通に道があって外に出られたw 「すいません出られましたやり直します」「良い1日を」恥ずかしい。
もう1回やり直して今度は自分でゲートを開け、ステップを1つ1つクリアしていくことで少しわかりやすくなった。部屋にもたどり着いたが、やはり床がカーペットで、ううーーーん。敷地が広くて人が多い。うるさいって感じではないけども、なんかここで生活するって感覚が湧かなかったなあ。
本命の内見
次の内見時間まで40分くらいあったのでSpectrum Centerでランチ。とはいえ30分もないので、カフェでパン。Spectrum CenterにはHello Kitty Cafeという謎カフェもあるんだが、サンリオがやってるのかなあ。
Spectrum Center近くのもう1軒へ向かう。妻はここが本命で、理由は新築というかここ数年にできた物件だから。Irvineの街は徐々に徐々に開発されていてTurtle Rockあたりはそこそこ古い(80年代?)の建物なんだが、ここは新しい。Leasing Officeも天井が3階分くらいあって広い。しかし人がいない。中でウロウロしているとやっと担当者が現れて、「まずはモデルルームを見てきたら?」とOfficeの奥にあるモデルルームを指される。はぁ、と行ってみるものの、モデルルームはモデルルームなのでものの数分で戻ってくると担当者はいない。
しばらくして爽やかボーイが現れ、「担当者はもうすぐ来るからね(にっこり)」惚れてまうやろ。その担当者は、なんか知らんけどランチタイムだったらしく、もぐもぐしながら何度か奥の部屋とロビーを行ったり来たりして、それからようやく「OK、じゃあ話しましょう」とオフィスに通される。爽やかボーイも別の内見の人を担当していた。
すでに知っているような基本的な説明を受けてから、こちらであらかじめ調べておいた部屋番号をいくつか言ってみる。あー、そこは空いてない。あー、えっあ、その部屋は水漏れが起きてしばらく入れない(新築なのに?!)、など一通り却下された後、部屋タイプ的にここが空いているから今見てきて、と言われ、鍵を渡されて見にいく。確かに部屋は綺麗で広さも十分。その部屋の場所は希望の場所ではなかったが、オフィスに戻って聞いてみると、こちらが希望している部屋は8月5日以降10日間ならいつでも入居できますよ、と言われてびっくりする。
Webサイトではその部屋はすでに入れることになっていたので、1ヶ月分住まないで家賃を払う羽目になるのかうーん、と思っていたんだけど8月5日なら願ったり叶ったりじゃん!なにそれもうここでよくない?と思いながら物件を後にする。
あと2軒、Great Parkに近い方のコミュニティにも行った。正直この時点で疲れまくっていてやる気がほとんどない。小さめのAvellaというコミュニティは空いている部屋がいまいちだった。もう1つのPortola Courtは、建物にできたツバメの巣から、道路に糞が死ぬほど落ちていた。疲れていてもはやどうでも良くなっていた。さらにここは担当者がオフィスにおらず、別の人が仕方なくという感じで(しかしすごく丁寧に)対応してくれて部屋の鍵をもらって中を見たんだが、全然だめでもう帰ろうと思ったところに、その担当者から電話がかかってきて、しかもなんかしつこくあの部屋はどうだこれはどうだって言ってくるので、いやーもういいですーって反応をしたら「なにが望みなの?言ってちょうだい!」みたいな感じになってきてますますうざい。仕方なく最後にもう1つ部屋を外から眺めていたら、真っ赤なマスタングがブォンブォンいいながらその部屋の窓の下から出て行ったのを見て、こりゃダメだ、ということでさようならする。
ここまででようやくすべての内見を終了した。疲れた。
NYへ帰る
22時のフライトまではまだ時間があるので、アーバインを後にして車でレドンドビーチへ戻る。ビーチ沿いにシーフードレストランがあったのを見ていたので、そこまで行って晩御飯にシーフードプラッターをいただく。ビールを飲めないのが残念だったが、そもそも結構肌寒くて、外の席を頼んだんだけどちょっと後悔した。食事は美味しかったし、思ったより安かった。良いなー。レドンドビーチ良いなー。
ガソリンを入れて(確か$80くらいした気がする)レンタカーを返して、空港内でようやくビールを飲み、搭乗。隣の席にガタイのでかいやつが座って肘掛けを占領するので辛かった。全然寝られず。
朝7時にJFKに着陸。タクシーで帰ってすぐに寝る。疲れた。
申し込み手続きへ続く