ニューヨーク市内で引っ越し先を探した
3/3/2018, 6:29:44 AM
ニューヨーク市内で引っ越し先を探した
ニューヨーク市内で引っ越しの続き。
南に向いてる窓を
最初の物件を見に行ったのが土曜日で、そこで自分たちの中で固めた必須条件を満たす物件をさらに探してみた。もちろんそれなりによさげな物件はそこそこ見つかる。
だがしかし、写真を見ただけでは安心できないのがStreet EasyやTrulia。同じビルの違う部屋の写真が平気で載っているし、説明に書いてある内容が実は古かったり単に間違っていたりすることは当然のようにある。
そこでまずはFloor planから部屋の向きを確認する。ところがFloor planには方角が記されていないことも多いし、Floor planが違う部屋のものであることも往往にしてある。なのでFloor planがあってもうのみにせず、次に住所をGoogle Mapsとストリートビューで確認する。小さいアパートやタウンハウスなら、窓が南に向いて付いているかどうか、ストリートビューが撮影された時点で目の前に大きな建物はないか、くらいはわかる。
Street Easyには過去にその部屋がRentされたときの情報も載っていることがあって、過去のリスティングでは違う写真やFloor planを使っていることもあるので、そこらへんも調べる。また、大きな建物の場合は建物が全方向を向いていたりするので、目当ての部屋が南に向いているかどうか調べるのが難しいこともある。大きい建物の場合、ビル自体のWebサイトがあることが多いので、そこで部屋番号と向きを照らし合わせたり、自分の目当ての部屋にFloor planがない場合は違う階の同じ部屋番号のFloor planを探したりする。
東京23区あたりでは説明に南向き日当たり良好って書くのは(ほんとにそうなら)当たり前だったと思うが、こっちでは必ずしもそこがウリのポイントではないのか、Southern exposure, lots of sunlightと書いてあるものもあれば(うのみにはできない)、実際はそうなのに書いてないこともある。特にマンハッタンでは日当たりは贅沢品なので、日当たり重視で探すならこういう手間暇をかけることになる。もちろん出かけていって見てみるのが一番いいのだが、ハズレ物件をいくつも見るのはしんどい。
近い物件発見
同じ土曜日の夜に1つ物件をStreet Easyで発見した。立地は以前に日本から同僚がNYCに来たときに彼らが使ったAirbnb物件のすぐ近くで、少しだけ土地勘がある場所。アパートは、写真を見る限り部屋は明るそう。
さっそくFloor planを調べ、ビルのWebサイトで部屋の場所や向きを調べる。幸いビルのサイトに階ごとの部屋の配置と向きが出ていたので、それとFloor planを照らし合わせて南に向いて窓があること、南側は道ではなく中庭なのだが、7階建ての6階で中庭部分は抜けているのでおそらく日はだいぶ入るだろうことを確認して、内覧のアポをStreet Easyから送った。
夜中に送って翌日の日曜日を希望したので、無理かなあと思っていたんだが、日曜日の午前に返事がきて、夕方4時45分に待ち合わせて見せてもらうことに。1月の夕方5時だともうだいぶ暗いので、日当たりは見られないかなあと思いながら、街並み的なものも確認するために2時過ぎに出かける。
最寄り駅まで地下鉄で行って、そこからぶらっと歩きつつ街の様子を確認する。Wholefoodsは今のとこより近いし、さらに近いところにもう1件スーパーがある。カフェだのバーだのレストランだのも結構あるし、人通りも多い。アパートのある建物の周辺は日本語でいうタワマンがにょきっと生えていて、再開発だなあって感じ。
…とかほんとはもっとぶらっとしたかったのだが、なんせ3時過ぎると寒さで辛くなるので、4時半ごろにはビルに入ってロビーのソファで不動産エージェントを待つ。
5時過ぎに現れたので、部屋を見る。ギリ太陽光がある状態でこんだけの明るさならまあいいかなあ。部屋も今より広いなあ。窓は今より大きい。中庭経由でお向かいさんの窓と向かい合っているのが気になるが、洗濯機が部屋に付いてる!外にも各階に大型の洗濯機がある。ゴミ捨ても各階でできる。ジムやコンシェルジェなどのありがちなアメニティもある。15分ほどで見て回って内覧は終え、アプリケーションのための書類をとりあえず送ってもらうことにした。
家賃交渉
場所もいいしアパートもきれいだしほぼ完璧に南向きで日が入るしということで条件はクリアしていた上に、すでにめんどくさくなってきており、いやーこれでいいっしょーって気分になっていたんだけど、妻にとっては初のブルックリンで、中庭を挟んでいるとはいえ目の前に他人の目がある感じで、えーどうかなあ、うーんうーんとか言いながらその後一週間、その間も部屋をいろいろ探して1件は見てみたものの、特によいものにはあたらない。
そんな中不動産エージェントからメールが来て、「こないだ送ったメール見てくれた?」あ、見てなかった。だいぶめんどくさくなってきていたし、ここはいっちょダメ元でという気分で、$100下げてくれと家賃交渉をしてみることにした。ダメなら断る理由にもなるし。
エージェントからの返事は「交渉するなら、こっちも何か、たとえば契約期間を長くするとかしたら?」ということで、当初12ヶ月のところを18ヶ月コミットするから、$100下げてくれと言ってみる。これは、14とか16とか言えばよかったと後悔した。
そしたらなんと、家賃下げOKの返事が。やばい。どうしよう。
こちらの賃貸契約は、東京23区あたりの賃貸では当たり前の、別に契約期間に関係なく2ヶ月前連絡でいつでも出られるというものではなく、どんな事情であれ双方の合意がなければ契約期間中の家賃支払いは必須なので、出なきゃならない場合は例えば自力で代わりに住む人を見つけてこいとか、住まなくても構わないけど家賃は払えよとかそういうことになるので、コミットメントなのだ。
(その時点で)現在住んでいるアパートの契約が5月半ばまであるのに今回のこのアパートは2月半ばからの契約になってしまい、3ヶ月分も重複してしまう。どうしよう。